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二二   神は荒れ野でイスラエルを助けられた

 神さまの深いおんいつくしみによって、無事に紅海を渡ることのできたイスラエルの人たちは、それから、荒れ野に入りました。

 日がたつにつれて食べ物はとぼしくなり、人々はひもじさに苦しみ始めました。ところがある朝、みなが目をさまして見ると、地一面に、しもでもふったように。真っ白いつぶでおおわれていました。モーゼは人々に、「これは神さまが、あなたがたに、毎日の食べ物としてくださったパンです」と教えました。食べてみると、ちょうど、はちみつをまぜたパンのような味がしました。イスラエル人は、このパンに、マンナという名をつけました。この時から神さまは、イスラエル人が荒れ野で暮らしていた四十年のあいだ、毎日このマンナをふらせて、かれらを養われました。

 また、こんどは水がなくなって困ったことがありました。その時神さまは、モーゼに、つえで岩を打てと命ぜられました。そこでモーゼが、自分のつえで岩を打つと、岩が割れて、冷たいきれいな水がこんこんと湧き出し、人も家畜もそれを飲みました。

一 マンナは御聖体の前じるしです。




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